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上越教育大学大学院修士課程
国際理解?日本語教育コース

研究とポリシーRESEARCH AND POLICIES

研究領域の基礎

国際教育が前提の一つとしている「多文化社会」?「多言語社会」という語句は,日常的に,あるいは文化庁や国立国語研究所のウェブサイトを参照すると,多く見いだすことができます。

この状況にアプローチをこころみるとき,文化?言語の多様性や差異性,換言するとコミュニケーションの多様性や差異性が認知されます。この多様性と差異性,あるいは共通性と同一性を理解する媒介項として,本コースでは言語と芸術を位置づけます。

このことにより,国際教育の分野および言語学と芸術学の分野の3つの関連領域に複合する専門知識を修得し,主体性をもってその具体的かつ教育的な運用と応用ができる人材を本コースで養成します。

また,日本語を中核とする高度な表現とコミュニケーションの能力,総合的な芸術の表現を運用するアート?コミュニケーションの能力をたかめる教育?研究を展開します。

これらの能力は,海外の日本人学校などに勤務するばあいにも有用です。

授業?指導のポリシー

授業は,他コースとの合同で展開されるばあいを含め,少人数で実施されます。講義科目についても参加学生の活動を重視し,講義や演習,実習の場で具体的なデータの分析やワークショップ,体験活動,ディスカッションなどを行います。

本コースを修了するためには,次の事項を要件とします。

社会的な共生への貢献を指向する能力を備え,各人の自国文化の発信と他国文化の理解ができること,修得した言語的な表現能力と芸術的な表現能力をもって社会に貢献できること,最新かつ包括的な理論に基づく事象的なデータの記述,それらの高度な分析と応用にかかる国際教育の分野または言語学,芸術学の領域の修士学位論文を作成し,論文の審査,口述試験に合格していること。

カリキュラム?教育のポリシー

本コースで想定している目的のために,国際教育?言語?芸術の3分野にわたる講義?演習?セミナー等のカリキュラムを構築しています。その3分野を独立にとらえるのではなく,それらが重なりあい,また創発的に立ち現れる事象を理解する研究を重視します。

教育の場や社会においては,各自の実践的な能力が重視されますが,同時に理論的な基礎が大切です。その両者のバランスがとれた人材を育成することを目ざします。教員と学生,さらに学生間,教員間での活発な交流が重要です。
 
研究?教育の場を教室に限定せず,上越市内または周辺の各種施設や町家そのものを教室とすることも想定しています。


研究領域のシステム


 社会
 ⇓             ⇑
 教育制度 文化 表現 言語空間 アート空間
  ⇓             ⇑
  国際協力 言語コミュニケーション アートコミュニケーション
  ⇓             ⇑
  国際教育 言語学 芸術学
  ⇓             ⇑
  行為 認知 創造
  ⇓             ⇑
 個人

注意

学生は,入学後,専門セミナー担当教員の指導を受け,研究課題を決定しなければなりません。また,研究課題の遂行のため,専門セミナー担当教員から研究指導の計画に基づき,指導を受けることになります。(履修の手引(R2年度p.11))
その他,履修にかかる詳細は,各入学年度の『履修の手引き』を参照してください。

修士学位論文の研究指導に直接関与するのは,専門セミナー(本コースでは,基礎研究セミナー?応用研究セミナー)を担当する教員です。担当教員のページに記載してある,教員の担当科目と専門領域に注意してください。教員の専門領域と異なるテーマは,研究指導の対象としません。

日本語教育学を専門とする教員は着任していませんので,この領域は本コースでの研究指導の対象から除外します。


具体的な履修?登録の方法は,教育支援課で確認してください。
教育職員免許法上の科目区分との対応は,教育支援課で確認してください。

町家

町家交流館高田小町

ナビゲーション

バナースペース

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